7割方気持ちよくなれるクソデッキ

MTGのスタンダードで気持ちよくなれるデッキを紹介しています。デッキの成功例とかを挙げてるtwitter(https://twitter.com/bye_alter)。デッキ構築とかドラフトをたまにするyoutube(https://www.youtube.com/@alter_mtgch)

ロラン変異

今回のコンセプト

歴史学の信奉者、ロラン」と「巨体変異」で無限ループ

歴史学の信奉者、ロラン巨体変異

デッキリスト


デッキ
4 巨体変異 (BRO) 79
2 島 (BRO) 271
2 平地 (BRO) 269
2 現実チップ (NEO) 74
2 勢団の銀行破り (NEO) 255
4 アーボーグのラタドラビック (DMU) 213
2 沼 (BRO) 273
2 残忍な巡礼者、コー追われのエラス (DMU) 198
4 歴史学の信奉者、ロラン (BRO) 13
2 セレスタス (MID) 252
3 ラフィーンの塔 (SNC) 254
4 さびれた浜 (MID) 260
3 砕かれた聖域 (VOW) 264
3 難破船の湿地 (MID) 267
2 放浪皇 (NEO) 42
2 大群退治 (MID) 41
2 マイトストーンとウィークストーン (BRO) 238
2 ロランの脱出 (BRO) 14
2 市民の鉄梃 (SNC) 8
2 突き刺す戦耕し (BRO) 120
2 カーンの酒杯 (DMU) 234
1 アダーカー荒原 (DMU) 243
1 地底の大河 (BRO) 267
1 コイロスの洞窟 (DMU) 244
2 爆発域 (BRO) 258
2 偏執的な援護者、ステン (DMU) 221

デッキコンセプト説明

 今回注目したカードが「歴史学の信奉者、ロラン」と「巨体変異」

 ・歴史学の信奉者、ロラン:歴史学の信奉者、ロランもしくは伝説のクリーチャーが 戦場に出るたび墓地からアーティファクト1つを手札に戻す

 ・巨体変異:自分のコントロールしているクリーチャーかアーティファクトのコピーとして場に出る

  巨体変異を伝説のコピーとして出すと伝説ルールによって墓地に送られる。ここで、伝説のクリーチャーが場に出ているため、ロランの効果が誘発し墓地に送られた巨体変異を回収することができる。こうした巨体変異のループに何か要素を足すことによって圧倒的リソース差をつけていきたい!というデッキ。

 ロランと巨体変異があればループとしては完成する。巨体変異をロランのコピーとして出すことで、もとのロランとコピーされたロランとで墓地から2枚のアーティファクトを回収できる。うち1枚は巨体変異を回収するために使うので、4マナで墓地のアーティファクトを1枚回収するだけとなる。そこで、「アーボーグのラタドラビック」や「残忍な巡礼者、コー追われのエラス」を出しておくことでループにトークン生成とライフドレインを付随させる。

 コンボの理想的な流れとしてはまずラタドラビックをコピーし、ある程度増えてきたらエラスをコピーしてライフを詰めに行く。(ラタドラビックの目安は3体以上;ラタドラビック3体+エラス4体がいれば、全除去された/した場合に20点以上のライフルーズが発生しほぼ勝ちが確定する)

 コピーの優先度としては[ラタドラビック≫ストーン≧エラス>ステン>ロラン]で、余裕があるならとりあえずラタドラピックを増やせば間違いない。除去したいときはストーン、とりあえずライフゲインしたいときはエラスなど状況に応じて欲しいものをコピーしていく。

デッキの感想

 成功率は7割にかなり近いところまでいけた。

 勝率成功率は及第点だったと思う。しかし、コンボ成立!となっても横並びの最中に投了されることが多かったため絶妙に気持ちよくなりきれない。

 ロランによるアーティファクトの使い回しは想像以上に容易かつ強力だった。特にストーンは除去/ドローの強力なETB能力を持っており、かつ巨体変異のマナ供給をしてくれるという完璧なかみ合い方を見せてくれた。

 プレイングではラタドラビックを通すことがとても重要。ロランやエラスといったシステムクリーチャーに除去耐性与える面でも勿論だが、伝説死亡時にトークンを生成するためブロッカーの供給による経戦能力の向上という面に助けられた。

カード解説

歴史学の信奉者、ロラン

 今回のキーカード1枚目。誘発型能力で墓地からアーティファクトを回収できるという点に目を付けた。こいつのおかげでアーティファクト全般を使い捨てることができる。

・巨体変異

 今回のキーカード2枚目。このデッキでは主にラタドラビックかストーンのコピーとして登場し墓地に送られ続けるかわいそうな子。コピーできる幅が広いのが優秀だが、青のダブシンが少し重く感じる。

・アーボーグのラタドラビック

 明らかなコンボ用カード。巨体変異を使ってどんどん増やせる。2枚以上並んだ時の対処のされずらさは折り紙つき。

・マイトストーンとウィークストーン

 除去とドローを選択できるつよつよ伝説のアーティファクト。伝説であるということが肝心。一回の誘発でも十分強いのに使いまわせて弱いはずがない。

・残忍な巡礼者、コー追われのエラス

 横並びしながらライフを増やしていけるうえ、横並びしてしまえばライフルーズで勝利という明確な勝ち筋を与えてくれる。

・偏執的な援護者、ステン

 マナコスト軽減とブリンク能力を持つ。唱え続けるコンボなので1マナ軽減が馬鹿にならない。ブリンク能力もロランとの組み合わせでアーティファクトを回収でき役に立つ。

・現実チップ

 デッキトップを見たり唱えたりできるようになる。序盤に出して壁として利用しながら中盤以降は装備してドローのように利用できる。装備していなくても次に引くカードが分かるので、プレイ中の迷いが減る。安定感を上げてくれるカード。

・カーンの酒杯

 アーティファクトの全除去。ラタドラビックと巨体変異で非伝説の酒杯を作り、それを追放することで本体を追放せずに使いまわすことができる。