今回のコンセプト
「セゴビアの海暴君、カエトス」の召集付与と「謎のゴライアス、オヴィカ」のトークン生成でフリースペル化
デッキリスト
デッキ
4 セゴビアへの侵攻 (MOM) 63
1 謎のゴライアス、オヴィカ (ONE) 213
2 混沌性変異 (DMU) 117
2 燃える都市 (MOM) 135
3 アルケヴィオスへの侵攻 (MOM) 61
3 ラルの援軍 (MOM) 158
3 大勝ち (SNC) 102
2 銀の精査 (DMU) 65
4 火山の悪意 (MOM) 170
2 かき立てる炎 (MOM) 166
2 ナヒリの戦争術 (MOM) 155
1 兄弟仲の終焉 (BRO) 128
2 ザルファーの形成術 (MOM) 87
3 家の焼き払い (MID) 131
2 鏡割りの寓話 (NEO) 141
4 嵐削りの海岸 (VOW) 265
4 シヴの浅瀬 (DMU) 255
2 反逆のるつぼ、霜剣山 (NEO) 276
7 山 (SIR) 288
7 島 (SIR) 282
サイドボード
1 回路の完成 (MOM) 52
1 爆発的特異性 (NEO) 140
1 家の焼き払い (MID) 131
1 兄弟仲の終焉 (BRO) 128
1 銀の精査 (DMU) 65
1 大勝ち (SNC) 102
1 混沌性変異 (DMU) 117
コンセプト説明
今回注目したカードは「セゴビアの海暴君、カエトス」と「謎のゴライアス、オヴィカ」
セゴビアの海暴君、カエトス:「セゴビアへの侵攻」の裏面。クリーチャーでない呪文に召集付与。終了ステップの開始時にクリーチャー最大4体をアンタップする。
謎のゴライアス、オヴィカ:クリーチャーでない呪文を唱えるたびそのマナ総量に等しい数の赤1/1,ファイレクシア・ゴブリントークンを生成する。ターン終了時までそれらは速攻を持つ。
カエトスとオヴィカがいる状態でクリーチャーでない呪文を唱えるとマナ総量分のトークンが生成される。ここで出てきたトークンも次の呪文に利用できるので、赤い呪文ならフリースペルのように唱えることが出来る。このデッキは、実質フリースペルとなった「燃える都市」や「爆発的特異性」などのフィニッシャーを唱えて勝つ、というコンボデッキ。
フィニッシャー1枚目は「燃える都市」。オヴィカから出てくるトークンを無視できない火力にすることが出来る。もしオヴィカがいる状態で燃える都市を唱えた場合、出てくるトークンだけで3×8の24点ダメージとなる。
フィニッシャー2枚目は「爆発的特異性」。これをコピーすれば20点で勝ち、オヴィカがいる状態で唱えた場合は10体のトークンが出てくるので殴って勝ち。
デッキの感想
楽しくて強い。最速4ターンキルも可能。
カエトスが想像以上に強力だった。トークンが全てマナクリとして扱えるので使えるマナ総量が一気に増える。ターン終了時にクリーチャー最大4体をアンタップさせるという能力がまた強い。具体的には、フルタップの状態からブロッカー4体用意しつつ「大勝ち」まで構えた状態でターンを渡すことが出来る。ランクマッチで戦うデッキなら打ち消しを採用しても強いと思う。
オヴィカとカエトスが揃ったらまず負けないのでいかにこの2体を着地させるかが問題となる。オヴィカは「混沌性変異」でサーチできるため安定して出すことが出来たが、カエトスのサーチはないのでそこは運頼みになってしまった。
「ザルファーの形成術」も今回のオシャレ枠でお気に入りの1枚。セゴビアを打ち倒す打点として便利だった。さらに終盤に引いてもキャントリップがついているため打点増やしつつフィニッシャー探す動きができるので損し辛い。従来の類型と比較すると1マナ軽くなってタフネスが低くなっている。基本的にトークンに使用するためタフネスの低さは気にならない。また軽くなった1マナが重要で、最速キルターン数を縮めてくれている。
今回のデッキは強いし派手な動きができて楽しいので、気になった方は是非試してみて下さい。必須級新カードはカエトスと燃える都市のみで作りやすく、クリーチャー以外のカードなら何でも採用できるカスタマイズ性能も遊べると思います。
プレミアドラフトでカード集めたり、プレビューの段階から考えていたクソコンボを回してみるものの見事に爆死。そうこうしているうちに発売から1週間近くも経ってしまいました。いつかそちらのデッキも紹介すると思うので見て頂ければ幸いです。