今回のコンセプト
「終わりなき迂回」でトップ操作、「ヴェズーヴァの漂う者」でコピー
デッキリスト
コンセプト説明
今回注目したカードは「ヴェズーヴァの漂う者」と「終わりなき迂回」
ヴェズーヴァの漂う者:いつでもライブラリーの1番上のカードを見ることができる。各戦闘の開始時にライブラリーの1番上がクリーチャーであった場合、そのカードを公開することで飛行を持つ以外そのコピーとなる。
終わりなき迂回:呪文/土地でないパーマネント/墓地のカード1つを対象とする。そのオーナーはライブラリーの1番上か1番下に戻す。
今回は「ヴェズーヴァの漂う者」を「終わりなき迂回」でサポートするデッキ。諜報で墓地に落として終わりなき迂回でトップにセットする。早々に重いクリーチャーとなり、強力な効果で一気に勝利を目指す。
漂う者を使うにあたって強みと弱みを考えてみると
強み
・最速4ターン目から召喚酔いの解けた状態でコピーになれる。
・戦闘の開始時からターン終了時までコピーであり続ける。
・飛行持ちなので元のクリーチャーより攻撃を通しやすい。
弱み
・できるだけ重たいクリーチャーのコピーになりたいが、次のターンにそのカードを引いてしまうので連続で同じクリーチャーのコピーになることが難しい。
それぞれこのような点があると考えた。[連続で同じクリーチャーのコピーになることが難しい]ことから、コピーするクリーチャーは1回攻撃を通してしまえば勝てる/次ターン以降も影響力がある子が望ましい。この2点を意識して選ばれたのが「ガルタとマーブレン」と「戦慄宴の悪魔」。
ガルタとマーブレンは色が合う中では最も高いパワー12を持つ。さらに、自分のクリーチャーが攻撃するとこれ以外の最大パワーを参照して恐竜トークンを生成する。12点ダメージを与えつつ次ターン以降も恐竜トークンが盤面に圧をかけてくれる。
戦慄宴の悪魔は終了ステップにデーモンでないクリーチャー1体を生け贄に捧げ、自身のコピートークンを生成する。これにより実質的に戦慄宴の悪魔を踏み倒すことができる。
最速3ターン目から戦慄宴の悪魔のコピートークンを生成。最速4ターン目にパワー14の「新べナリアの守護者」と14/14トランプルの恐竜が攻撃。どちらでもぶん回りが圧倒的な強さを誇る。
デッキの使用感
4,5ターン目に決まればほぼ勝ち、そうでなくても重いクリーチャーに一回アクセスする事さえできればそこそこに強い。
「新べナリアの守護者」との相性がとてもよかった。
・手札の重いクリーチャーを簡単に捨てられる。
・ガルタとマーブレンの後援で14/14の恐竜を生成できる。
・後援による占術2でデッキの2番目に置くと、毎ターン同じカードのコピーになることができる。
このように全ての能力、特に占術のタイミングが嚙み合っている。
コピー先としてもうひと枠「茨のハイドラ」もなかなかに強力だった。版図達成していればクリーチャー1体に5つのカウンターを乗せることができる。1体とはいえカウンターを5つ乗せることができれば、前述した[次ターン以降の影響力]も充分。さらに、6マナと比較的出しやすいコストなのでコピーした次ターン以降に手札の肥やしになり辛く使いやすかった。
コピーする前提の重たく色の合っていないカードを出す方法として「大衆蜂起」「吠え群れの笛吹き」を入れている。大衆蜂起は戦慄宴の悪魔の能力で生け贄に捧げるトークンの供給を、笛吹きはクリーチャーサーチをそれぞれ担っている。
あとがき
やっと時代に追いついた。「決戦の後に」は悪いことしてくださいって書いてある擦り尽くされそうなものと、何もできませんっていう弱そうなカードしかないのでデッキ考えるのに苦労しそうです。とにかくカード集めないといけないのですが、ドラフトで0-3とか繰り返してるのでしばらくかかりそうです。まあ気長に待っていただければ幸いです。