7割方気持ちよくなれるクソデッキ

MTGのスタンダードで気持ちよくなれるデッキを紹介しています。デッキの成功例とかを挙げてるtwitter(https://twitter.com/bye_alter)。デッキ構築とかドラフトをたまにするyoutube(https://www.youtube.com/@alter_mtgch)

腐食の鍵

今回のコンセプト

「腐食の荒馬」か「宝物庫の鍵」でデッキトップガチャ

 

 

 

 

デッキリスト

 

 

コンセプト説明

 今回の主役は「腐食の荒馬」と「宝物庫の鍵」の2枚。

 

腐食の荒馬:騎乗3。攻撃したするとライブラリーの1番上を公開して手札に加える。騎乗状態ならば相手が、そうでないなら自分がそのマナ総量に等しい点数のライフを失う。

 

宝物庫の鍵:装備しているクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えると、そのダメージの枚数だけデッキトップを見て、そこから1枚をマナコストを支払わずに唱えることができる。

 

 どちらもデッキトップに重い呪文を積んで相手を〇す、という方向にまとまっている。そこで、「腐食の荒馬」+「宝物庫の鍵」+装備先以外の呪文をがっつり高マナ域に寄せた。荒馬や鍵を複数回誘発させることができれば、いつかは当たりを引いて勝てるだろうというデッキ。

 

 当たり枠としては青黒無色で7マナ以上のレア神話を適当に詰め合わせている。出来事や試作などで素引きしても腐り辛い「執念の徳目」「ファイレクシアの肉体喰らい」は多めに採用している。

 

 理想ムーブは2ターン目荒馬からの3ターン目「謎めいた外套」で騎乗。若しくは1ターン目「ジンジャーブルート」2ターン目鍵3ターン目装備。どちらも最速3ターン目から運ゲーを始められる。

 初手に[荒馬+騎乗要員]or[鍵+回避能力持ち]と土地2くらいあれば上々。手札枚数が必要なデッキではないのでダブマリくらいなら気軽にできる。

 

 「限りない強欲」でトップ操作、という選択肢もあった。ただ、放題コストの[2マナ:デッキトップ操作][2マナ:3ドロー3点ライフルーズ]のどちらもコストが重いと感じたため試行した結果不採用となった。確かにデッキトップ操作は荒馬にも鍵にも恩恵がある。しかし、荒馬は重たくて唱えられないカードを手札に加えることになるのでハンドアドバンテージが受けられなくなり、単なる3マナで最大9点バーンに終わってしまう。鍵の方は装備コストに3マナ必要なので、強欲と同居するにはテンポが悪い。

 

 3マナ3ドロー3点ライフルーズは優秀では?と思ったこともあったが、荒馬を乗騎しなかった場合のライフルーズや、そもそもブロッカーになれる要員が少ないせいでいい勢いでライフを削られてしまう。結果としてマナ以上にライフが足りなくなっている。

 

 

デッキの感想

 そこそこ強い。運が悪くてどうしようもないこともあるが、それ以上の試行回数を重ねられるようになっている。運ゲーを目的にしているのでこの感想になるのであればコンセプトは成立している。

 

 「腐食の荒馬」は使い所が難しい。攻撃するだけでハンドアドバンテージをとりつつ、乗騎すれば戦闘を介さずにライフを削れるという部分はとても強い。しかし、デッキを高マナ域に寄せているので騎乗せずに攻撃するリスクが高い。かといって低マナを増やせば騎乗するメリットが薄くなってしまう。また、回避能力や除去耐性を持っていないのも扱いを難しくしている。

 何度か経験したのは相手のライフが残り7,8点で盤面が止まっているという状況。トップ次第では即勝利だが、荒馬は戦闘で破壊されるので1回しか攻撃できない。運ゲーを目的としたデッキではあるが、こういった場面で土地を引いて負けるとなんとも言えない気持ちになる。

 

 デッキコンセプトと「謎めいた外套」の噛み合いかたが完璧。

・3マナでパワー3なので荒馬の次のターンに出せばすぐに乗騎できる。

・アンブロなので鍵を装備すれば確実にダメージを通せる。

・護法2の除去耐性で装備先のクリーチャーとして優秀。

・手札に戻して再利用できるので手札に不要札しかなくてもアクションを取り続けられる。

 このように、荒馬とも鍵ともデッキ構成的にも噛み合っている。最後の要素が特に重要。デッキの構成上、デッキにあれば当たり枠だけど引いたらプレイできないハズレ枠というカードが多い。そのため、何もできないターンが発生しやすいのだが、それを2,3マナという軽めのアクションで埋めてくれるというのはとてもありがたい。

 

 当たり枠を除けば2マナ以下のクリーチャーしかいないので「陽気な哀歌」で主要なクリーチャーを使いまわせる。基本的には「腐食の荒馬」か「大洞窟のコウモリ」のうち墓地にあったものを適当に戻すことが多い。4マナで4マナ分のリアニメイトor5マナで納墓しながら4マナ分のリアニメイト、どちらもコスパがよく使っていて便利に感じた。これがあれば荒馬の適当な自爆特攻が肯定されるので、荒馬をガチャとして使うならぜひ4枚採用したい。

 

あとがき

 砂漠デッキに続いて極端な構成のデッキ。理由がある極端な構成のデッキは好きだからね。仕方ないね。

 今回は紹介や感想の部分が長めになっております。その分考えたんだぞ!ということで是非試してもらえたらと思います。久々に使うことを勧められるデッキになった。

 

実戦動画※無編集

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