今回のコンセプト
「停滞の棺」で毎ターンプロテクション(すべて)
デッキリスト
コンセプト説明
今回注目したカードは「停滞の棺」
停滞の棺:2マナと追放でターン終了時まで自分がプロテクション(すべて)を得る
プロテクションすべてを得ると攻撃や顔面火力によってはダメージを受けないので、基本的には敗北することがなくなる。このデッキは、停滞の棺を毎ターン起動して敗北をなくそう!というコンセプト。勝ち手段?負けないならいつか勝てるでしょう。
ちなみにライフルーズは防げないのでシェオルを出されたら負けです。
使いまわす方法として考えついたのは何通りかあったが、手順としてはどれも似たようなものだった。
1:棺を出す
2:それをコピー
3:スタッツ上で能力起動(本体が出てしまうと伝説ルールで墓地に置かれてしまう)
4:本体を手札に戻す
スタッツ上で能力起動するので、攻撃を防ぐには棺を出すのは相手ターンでなければならない。そのため「ウルザの空戦艇、リベレーター号」を採用し、インスタントで唱えられるようにしている。コピーする手段として「複製の専門家」「ラト=ナムの創立者、ドラフナ」を採用。また、「現実の設計者、タメシ」を使う場合には墓地から出した棺をコピーし、伝説ルールで墓地に戻す形になる。
必要条件/必要マナ:ドラフナ(召喚酔いの解けた状態),リベレーター号,棺(手札) / 10マナ
専門家,ドラフナ,棺(手札) / 9マナ
タメシ,専門家,棺(墓地) / 8マナ
デッキの感想
長所
コンボの成立によって勝利した!という試合はなかったので、残念ながらアーティファクトデッキとしての評価しかできない。
タメシとドラフナのシナジーが強力だった。タメシは墓地からアーティファクトやエンチャントを戦場に戻し、自分の土地1枚を手札に戻す。クリーチャーでないカードが手札に戻った時1ドローできるのでドローソースにもなる点は優秀だが、土地が手札に戻ってしまうので土地が伸びなくなってしまう。そこでドラフナでマイトストーンを手札に戻すことで、土地を伸ばしながらドローだけ活用できる点がうまくかみ合っていた。
アーティファクトデッキの中でのドラフナの強みを感じることができた。まず、アーティファクト全てについて、破壊されそうになった時バウンスで除去を回避することができる。個別にみてもアーティファクトを何度も唱えるので継ぎ接ぎ自動機械のサイズアップが容易となる。スランの蜘蛛を出しなおすことでパワーストーンを補充することができる。中でもマイトストーンは2種類の強力なETBを使いまわせる点、マイトストーンのタップによって出すマナを能力起動に回せる点の2つが他に比べて特に相性がよかった。
短所
とにかく必要なマナが多い。パワーストーンが使えるとはいえ10マナ用意できる機会がめったにない。用意できたとしても、その場合マイトストーンを出したり戻したりが繰り返せる場合が多く受けの展開にならない。
ドラフナやタメシといったコンボに必要なシステムクリーチャーを序盤から出して能力を利用していきたいが、除去の的になりやすく維持が難しい。再稼働でのリアニメイトはお守りみたいなもので除去対策の必要性がある。
まとめ
除去打ち消しのないミッドレンジ相手ならコンボが勝利に導いてくれることもあるかもしれない。あったらいいな。
発想自体は結構気に入っていたので、予想はしていたものの全く決められず残念極まりない。バウンス,コピー,唱える,能力起動のコストを何とか捻出できるようにしないとどうにもならないと思ったので、青緑にして電池持ちを採用するパターンを思案中。
ただ青緑にするとドラフナとリベレーター号が必須になるうえ、お守り再稼働すらなくなってしまうので、除去によってコンボが簡単に妨げられてしまうのが問題。
停滞の棺単体の性能としては本体の3マナを重く感じることが多かった。棺の可能性は「早いデッキに対して除去を間に合わせるための1ターンを稼ぐ」という役割にあると思うのだが、アグロ相手に3ターン目を盤面に一切干渉しないターンにしてしまうとそれだけで死にかねない。白絡みのデッキなら4マナで打てる集団失踪があるだけにわざわざ棺を使う必要を作り辛い。赤や黒の遅めのデッキで採用してみたい。