7割方気持ちよくなれるクソデッキ

MTGのスタンダードで気持ちよくなれるデッキを紹介しています。デッキの成功例とかを挙げてるtwitter(https://twitter.com/bye_alter)。デッキ構築とかドラフトをたまにするyoutube(https://www.youtube.com/@alter_mtgch)

アショク一撃LO

今回のコンセプト

「悪魔の取り引き」からの「忌まわしき干渉者、アショク」で一撃LO

 

 

デッキリスト

 

コンセプト説明

 今回の主役は「忌まわしき干渉者、アショク」と「悪魔の取り引き」

 

忌まわしき干渉者、アショク

ライフを支払う時、代わりにその点数と同じ枚数をデッキトップから追放する。

[+1:デッキトップ2枚を見て、そのうち1枚を追放しもう1枚を手札に加える]

[ー2:自ターンの戦闘の開始時に[このターンに追放領域に追カードがおかれていた場合+1カウンターを乗せる]という能力を持つ1/1のナイトメア・トークンを2体生成する]

[ー7:対戦相手のデッキトップから自分の追放領域にあるカードのマナ総量に等しい枚数を追放する]

 

悪魔の取り引き:自分のデッキトップを13枚追放し、その後デッキからカード1枚を探し手札に加える。

 

 今回は「忌まわしき干渉者、アショク」の奥義、ー7能力でのライブラリーアウト(LO)を狙うデッキ。

 奥義一発でLOを目指すなら、自分の追放領域のマナ総量を少なくとも50程度にはしておきたい。今回は大量に追放するカードとして「悪魔の取り引き」を使うことにした。このカードは自分のデッキトップを13枚追放してくれる上に確定サーチまで行える。ただ、13枚でマナ総量が50を超えるためにはデッキの平均マナコストが4近く必要となるので現実的でない。

 そこで「希望の標、チャンドラ」を採用。使うのはほぼほぼ常在型能力のみ。取り引きをコピーする。これによって26枚追放し、奥義でのLOが現実的なものにする。また、アショクを出したターンに増殖付きの呪文を唱えればコピー合わせて2回増殖ができるので、アショクの忠誠度を7まで上げることができる。ターンを跨ぐ必要がなくなるので安定感が大きく変わる。

 また、「戦争の世継ぎ、ローアン」で全体のマナコストを軽減して全体のサポートを行う。2,3点のコスト軽減ができればチャンドラからの取り引き、次のターンのアショクからの増殖2回もしやすくなる。

 

理想ルート

1T:土地

2T:土地、「マイアの改宗者」

3T:土地、「戦争の世継ぎローアン」

4T:土地、

   2点以上ライフを失いローアンの能力を起動

   →チャンドラ出しから黒を含む2マナを出す。悪魔の取り引きコピーでアショク+電位の負荷をサーチする。

~ 何とかチャンドラを維持~

5T:アショク出しから、電位の負荷をチャンドラでコピーする。増殖2回でアショクの忠誠度がちょうど7になるので奥義を打ってLO!

 

デッキの感想

 なかなかやる。チャンドラを1ターン維持できればそこからの勝率はかなり高い。ただしLOが完遂できるかどうかは別。マナコストが大きいカードを多めに採用しているので当然フィニッシャーも多く、「多元宇宙の突破」や「執念の徳目」だけで勝った試合も多い。

 

 ローアン+チャンドラの組み合わせが強い。マナコスト軽減によってチャンドラ+2能力で加えた2マナで唱えられる呪文の選択肢が大きく広がる。そのため、チャンドラが出たターンからその常在型能力が活躍しやすくなる。

 

 黒徳目がかなり便利だった。2マナで使える除去としては少し弱いが、このデッキは自傷ダメージが少なくないのでライフゲインに助けられることが少なくなかった。また、出来事を使った後には追放領域のマナ総量が7も増えるのでLOにも貢献してくれる。

 

 チャンドラがいる状態で取り引きを打つと後には引けなくなる。その後のアショクを除去されようものなら、多元宇宙以外に1枚で盤面を巻き返せるカードがないためセルフLOか何もせずに死ぬかの2択を選ばされることとなる。「夜を照らす」などもっと別のフィニッシャーを採用した方がいいかもしれない。

 

 結局採用はされなかったが好きだった案として紹介したいのが「自我の流出」。追放領域の枚数が足りないことに悩んでいた時に出た案で、前方確認しながら追放領域のマナ総量増やせるなんてお得じゃないですか!と思ったものの普通にハンド差つくので弱くて諦めました。

 

あとがき

 今回のデッキは知人のLO狂がプレビューの段階から必死に考えていたもの。思想の違いで変えた部分は多少あるものの概ね同じ。暇があれば1からアショクLOを作ってみたい。

 ちなみに製作者本人はローアンチャンドラが強いだけでLOが全然できないと嘆いていた。全く同意見である。