今回のコンセプト
「フェイの血筋のケラン」と「トーテンタンズの歌」で急襲
デッキリスト
コンセプト説明
今回の主役は「フェイの血筋のケラン」と「トーテンタンズの歌」。
フェイの血筋のケラン
出来事:ライブラリーから好きなオーラや装備品をサーチする。
本体生物:2/2二段攻撃。これについているオーラや装備品の数を参照し、これでない自分のクリーチャーを+X/0修正する。
トーテンタンズの歌:マナコストX赤のソーサリー。これはブロックできないを持つ1/1のネズミトークンをX体生成する。自分のクリーチャーにターン終了時まで速攻を与える。
ケランの能力を見たときはこれでないという文言をとても厄介に感じたのだが、別のデッキで試してみると装備品の数以上のクリーチャーを強化できるという点は強力だった。そこで、これを主役にデッキを作ることにした。
いくつかの試作を経てたどり着いた相棒が「トーテンタンズの歌」。このカードはトークンを展開でき、かつ速攻の付与ができるという点でケランとの相性がいい。トークン展開はケランの能力対象を増やして全体強化の効率を上げることに貢献する。速攻の付与はケラン自身も瞬発火力があるので奇襲できることなどが挙げられる。後述するが、ただの速攻の小さいトークンを出せるというのは本当にケランの能力とかみ合っていると思う。
装備品シナジーとしてドローのための「最初の黄金守護、ジョー・カディーン」や装備コスト計減要員の「刃砦の戦鞭」「刃を持つ者アスター」、確定サーチがあるしとりあえずピン刺しした「過去と未来の剣」、ミラディンのためにを使いまわす「ナヒリの決意」などが入っている。
ここまでで読んでくれた方はもうお分かりだろうが、今回のデッキはケランを中心とした装備品デッキ。理想はミラディンのためにで装備品を並べた後、ケランと装備コストの軽減要員を戦場に出す。最後に歌でトークンを展開してフルアタックで勝ち!というもの。ケランの修正はなかなか侮りがたい性能をしており、6/1のネズミで大量に攻撃できたりもする。
ケランの能力について
ケランの能力は意外と強い!ということを伝えたい。ケランについている装備品はケラン以外のクリーチャーの数だけパワーの修正を与えていることになる。このデッキに入っている軽い装備品が全て5,6程度のパワー修正をできるようになればそれが弱いはずもない。
また、他の装備品シナジーと比較してケランが優れているということを説明したい。ケランの強みは装備に関係のないクリーチャーが強化されること。比較対象として同じく装備品シナジーである「最初の黄金守護、ジョー・カディーン」を挙げてみる。
カディーンは装備品のついているクリーチャーの数だけこれ自身が強化されるというもの。この強化効率を上げるためには場に新しく装備品のついたクリーチャーを用意しなければならない。一方でケランはケラン単体を完成させてしまえばその後に出てくる全てのクリーチャーが強化される。ここがカディーンとケランの違いだと考えた。装備品のついたクリーチャーとただクリーチャー、出すための労力がケランの方が明確に少ないのである。
デッキの感想
遊びで使う程度には充分な強さ。コンボデッキと違って何も考えなくても使えるので楽でいいです。勝った試合は半分がケラン、半分がナヒリの決意によるもの。どちらも攻めているときは強く、攻められているときは弱め。ダニサの絆魂がしみる。
アスターは装備コストを軽減する常在型能力を中心に考えがちだが、ETB能力の装備品サーチが意外に優秀。本体が除去されても盤面の圧力を維持しやすくなる。また、見れる枚数が多いので刃砦がそこそこの確率でヒットしてくれる。
カディーンはタフネスが上がるのが優秀。装備品シナジーの子はタフネス上がらない子も多いので序盤に意外と攻め手が少なくなったりする。しかし、この子はタフネスが上がるので殴りやすく、トランプルなのでダメージを通しやすく、ドローができるので動きが安定する。
あとがき
カルドハイム期以来にボロス装備品デッキを組みました。あの頃は今よりも優秀な装備品が多かったなと懐かしさも感じたりして楽しかったです。
今回のデッキは個人的には好きなんですが他のデッキで腐るレアが多すぎるのでオススメは出来ないかな。全部持ってたら一回試してみて欲しいです。ケランが意外に強いから。ちょっと今回はケラン君に対する熱い想いがあふれてしまった感はあります。まあどうせ酔狂な人しか読んでないので大丈夫だと信じましょう。
次回は配信でちょっと使ったLOの予定です。近日中に挙げられたらいいな。乞うご期待‼