7割方気持ちよくなれるクソデッキ

MTGのスタンダードで気持ちよくなれるデッキを紹介しています。デッキの成功例とかを挙げてるtwitter(https://twitter.com/bye_alter)。デッキ構築とかドラフトをたまにするyoutube(https://www.youtube.com/@alter_mtgch)

カルノ増産

今回のコンセプト

「嘶くカルノサウルス」から発見ループでワンターンキル

 

 

 

デッキリスト

 

 

デッキ
4 嘶くカルノサウルス (LCI) 171
4 二重視 (MOM) 77
4 クイントリウス・カンド (LCI) 238
4 死天狗茸の林間地 (VOW) 261
2 巨大な空亀 (NEO) 216
2 沼 (LTR) 267
1 島 (LTR) 265
4 鏡の間のミミック (VOW) 68
4 次元切開 (NEO) 72
4 群れの渡り (DMU) 165
2 森 (LTR) 271
1 草茂る農地 (MID) 265
2 憑依された峰 (MID) 263
4 大狸 (NEO) 189
2 山 (LTR) 269
1 砕かれた聖域 (VOW) 264
2 嵐削りの海岸 (VOW) 265
1 耐え抜くもの、母聖樹 (NEO) 266
1 日没の道 (VOW) 266
1 平地 (LTR) 263
4 執念の徳目 (WOE) 115
1 夢根の滝 (VOW) 262
2 落石の谷間 (MID) 266
1 難破船の湿地 (MID) 267
1 さびれた浜 (MID) 260
1 騒々しい物探し (WOE) 312

 

コンセプト説明

 今回の主役は「嘶くカルノサウルス」と「クイントリス・カンド」

 

嘶くカルノサウルス:戦場に出たとき発見5を行う。3マナ+これを捨てることでクリーチャーかプレインズウォーカーに3点ダメージ。

 

クイントリス:初期忠誠度4。追放領域から呪文を唱えるたび2点のライフドレイン。[+1:3/2のトークンを1体生成する][-3:発見4を行う][-6:割愛]

 

 戦場に出たときに発見5が誘発するというカルノの特性を最大限悪用したコンボ。発見で出るカードを調節するために5マナをクイントリスだけ、4マナ以下をコピーやブリンクといったカルノのETBを使い回せるものだけにしている。そうすることで、一度カルノを出してしまえば発見5から次の発見5が確実に繋がるようになっている。

 さらに、このループにクイントリウスを織り込むことでループを続けるだけでダメージを与えていく。クイントリウスの忠誠度能力で発見4を行うことでコピー系の呪文をサーチでき、発見ループを邪魔しない構成となっている。

 このデッキはカルノからの発見ループでクイントリウスのダメージを誘発させワンターンキルを狙うデッキ。戦法としては「群れの渡り」「巨大な空亀」「大狸」の魂力や「執念の徳目」の出来事呪文で耐えて、6マナ出るようになったらカルノを出して勝つ!というもの。6マナ以上のサポート呪文は意外に選択肢が多くカスタム性があった。代表例としては「有角の湖鯨」や「力線の束縛」、安い代替案では「流砂の渦巻き」などがある。

 

 

発見ループの下手な図解

 

デッキの感想

 かなり強い。カルノを出してしまえばほとんどの場合勝ちが確定するので、アグロか打ち消しを構えている相手以外なら大体勝てる。また、再録された「魂の洞窟」を入れれば多少の打ち消し対策もできる。

 唯一の問題点はカルノをサーチできないこと。これは、6マナ以上の制限によってそもそもの選択肢が少ないことと、ドローでカルノを探した場合にコピー系の呪文を引きすぎてしまうとワンターンキルにならない可能性があるという理由がある。

 

 カスタマイズの選択肢として「ナヒリの決意」などの速攻付与を取り入れる派閥もある。確かに速攻で打点に変換でき、ターン終了時のブリンクで全体除去もケアしながら次ターンに備えられる。しかし、このデッキの一番の負け筋はコンボ前にライフを詰められることであり、ナヒリでは何体並ぶかが運頼みになってしまうこととライフを回復できないので次の相手ターンをしのぎ切ることが難しい。これらの理由から主軸をクイントリウスとしている。

 

 サポートとして必須だと感じたカードは「群れの渡り」「執念の徳目」「巨大な空亀」の3枚。群れと黒徳目は言わずもがななので空亀について語っていく。空亀の他との差別化としては2種類の魂力を持っていること。2マナでクリーチャーをバウンスする能力は相手の攻撃を凌ぐのに役に立つ。マナコストが2と軽い点が使いやすい。そして、意外に重要なのが3マナの能力。墓地にあるカードを手札に戻せるので、群れの渡りやカルノを再び使うことができる。これは、実質的にマナサポートと打ち消し対策になっており、仕事の幅が思っていたより広く優秀である。

 

 コピー系の呪文についてのお話。今回採用したのは「次元切開」「二重視」「内密の調査員」の3種12枚。他の選択肢としては「鏡の間のミミック」「カエル声の写し身」「神聖なる休止」「巻物変容」「万難を排して」などブリンクの呪文まで視野を広げるとかなり選択肢が多くなる。この中で1番優秀なのはまず間違いなく「二重視」だと考えている。インスタントかつ相手の呪文やクリーチャーを対象にできるという点が素晴らしい。相手がカルノを出してくれれば自分が引けてなくともコンボを始められるし、シェオルなどの強力なクリーチャーをコピーできればライフを維持するのに役立ったり、そうでなくても除去を使ってくれることが多い。他は大して差はないと考えているが、「次元切開」は軽いためコンボ前に手札に引いても時間稼ぎのために唱えやすい、「内密の調査員」は盾カウンターでお気持ち程度の除去耐性があるという理由で採用している。正直なんでもいいが、「巻物変容」だけはオススメしない。3マナでブリンクかつ1ドローと一見悪いようには思えないが、このコンボにおいては1ドローがマイナスにしか働かない。最初のクイントリウスが出た後5マナ以下のカードが10枚以上デッキに残っていなければならない。しかしドローするとデッキ内のカードを引いてしまう可能性があるため、失敗する確率を上げるだけになってしまう。よってオススメしない。

 

 

あとがき

 イクサラン来てしまいましたね。自分としてはかなり楽しい環境だなと思っていますが皆さんの感想はどんなものになりましたか?楽しんでいれば何よりです。

 新環境一発目は毎回かなり自信を持って投稿できているので気分がいい。まあ遊びやすそうなカードから試していくので序盤の方が面白いのは当然といえば当然なのだけれど…。とにかく今回はオススメです!神話4レア4くらい切る価値あると言い切れるかな。皆さん是非遊んでみて下さい。

 今回はプレビューの段階であまりカードを見れていなかったのでヒィヒィ言いながらデッキ組むことになりました。天才デッキビルダーの企画も水曜日に知る始末で、そこから駆け込み投稿をいくつかさせてもらいました。その辺のデッキもおいおい紹介していけたらなと思っております。